タイで外国人が出す住所届け3種類プラス1 – TM30、TM28、TM47、TM6について

タイ生活

2019年4月現在、TM30という住所届けの書類のの提出義務が厳格化され、未提出だと罰金もあるということで、
在タイ日本人の間で不安な声が増えているようです。

 

 

僕も上記のツイートしましたが、

そこでTM30も含めて、タイに滞在する外国人が提出すべき、住所の届け出書類と、提出方法を詳しくまとめてみます。

 

基本的に3種類プラス1種類あります。
プラス1の書類は、本来は住所届出のための書類ではないですが、住所を書く欄があります。

 

TM30については提出のルールがややこしく、ケースバイケースで対応が変わるので、ご自身のケースと照らし合わせながらお読みください。

 

それでは、以下に一つずつ説明していきます。

TM30

話題のTM30ですね。

書類の名前は、

Notification from for house-master, owner or the possessor of the residence where alien has stayed

といい、日本語にすると、

「外国人が泊まる住居のオーナーによる通知書」

となります。

 

書式のワードファイルは、以下のイミグレーションのページからダウンロードできます。

http://bangkok.immigration.go.th/download/documents/TM30.doc

 

元々1979年にSection38にて法令化されていた書類ですが、あまり厳しく適用されていませんでした。

しかし、2015年頃から、地方のイミグレーションで、90日レポート提出時やビザの延長時に提出を求められるケースが見られるようになりました。

地方といっても、プーケットやチェンマイ、パタヤ、そしてバンコク近郊でも、サムットプラカンやパトゥムタニなど、比較的外国人が多く住む地域で厳しくなったようです。

外国人があまりいないような地域では、あまり厳しくないです。

 

このTM30ですが、提出期限が問題で、入国してから24時間以内です。
しかも空港イミグレーションでは受け付けていません

しかし、あくまで90日レポート提出時やビザの延長時に提出を求められるもので、入国して24時間たって提出していなかったら警告が来る、というようなものではありません。
このため、3か月以下の短期旅行や滞在では、問題になりません

また、上記の一部の地方イミグレーションでは厳しいですが、バンコクのジェンワタナ・イミグレーションでは、今のところ厳しくありません。

 

また、TM30は、外国人が宿泊している建物のオーナー(家主)に提出義務があるもので、罰金が発生した場合も、罰金の支払い義務はオーナー(家主)になります

つまり、ホテルやアパート、コンドミニアムのオーナー(家主)に提出義務があります。

ちゃんとしたホテルやコンドでは、オンラインで提出しています。(ビジネスライセンスを持っているとオンラインで提出できるようです)

長期滞在者の方で、オーナーがちゃんと出しているか分からない場合は、上記の書式をダウンロードして印刷し、住んでいるアパートの管理人や、コンドミニアムのマネージャーなどに見せて、「これイミグレーションに出してますか?」と聞いてみましょう。

 

しかし、外国人本人がコンドミニアムの部屋のオーナーであったり、外国人がタイ人配偶者名義の一軒家に住んでいる場合などは、外国人に提出義務があります

また、自分がオーナーでなくても、住む外国人(つまり自分)が代理で出すことも可能です。

もし、90日レポート提出時やビザの延長時に、TM30を先に提出しなさい、と言われたら、上記からダウンロードして印刷したTM30に以下の見本を参考に記入して提出してください。

オーナーの住所などの情報とオーナーのサインが必要です。

 

TM30の見本ファイル1

 

TM30の見本ファイル2

また、TM30の提出時には、以下の書類もいっしょに提出が必要です。

TM30といっしょに出す書類一覧
(以下、コピーには全て青字で自分、もしくはオーナーのサインが必要です)1. TM30原本(2ページ)
2. 滞在する住所を証明する書類
・オーナーがタイ人の場合(タイ人配偶者の場合も含む): タビアンバーンのコピーとIDカードのコピー(両方にオーナーのサイン)
・オーナーが自分(外国人)の場合: コンドミニアム売買証明書のコピー(自分のサイン)
3. パスポートの顔写真のページのコピー(自分のサイン)
4. パスポートのビザのページのコピー(自分のサイン)
5. パスポートの入国日のスタンプがあるページのコピー(自分のサイン)
6. TM6のコピー(表と裏両方)(自分のサイン)

また、期限を過ぎた提出で、罰金が発生する場合、罰金の支払い義務はオーナーにありますが、
オーナーがTM30について知っている人ならいいですが、TM30について知らないオーナーの場合、罰金の負担について揉める可能性はあります。

 

オーナーがオンラインで出しておらず、TM30を自分で出す際に罰金を避けるには、入国から24時間以内に出すしかありません。

しかし、空港イミグレーションで受け付けていないし、入国から24時間以内に住む地域のイミグレーションに提出しに行くのは不可能に近いですし、どうすればいいのでしょうか?

この場合、方法は一つあって、まずは、TM30のオーナーさん記入欄をオーナーさんに前もって何セットか書いておいてもらいます。
上記のダウンロード書式ならワードファイルなので、住所や名前は入力しておいて印刷し、サインだけしてもらってもいいでしょう。

TM30は郵送でも提出できるので、記入済みのTM30含め上記書類を封筒に入れて、タイ国外からタイに戻って来たときに郵送でイミグレーションに送ります
郵便に出したときの消印が入国から24時間以内なら罰金は避けられます。

TM30および付随書類の郵送先(バンコクのジェンワタナの場合)

แจ้งที่พักอาสัย ตม.30 (中身の書類名)
กก.2 บก.ตม.1 สำนักงานตรวจคนเข้าเมือง ศูนย์ราชการเฉลิมพระเกียรติ 80 พรรษา (宛先建物名、部署名)
120 หมู่ 3 ถนนแจ้งวัฒนะ ซอย 7 แขวงทู่งสองห้อง เขตหลักสี กรุงเทพฯ 10210 (宛先住所)

・郵送する封筒の中に、承認済みの半券を返送してもらうよう、返信用封筒を入れます。(A5サイズ、切手37バーツを貼り、返信宛先の自分の住所を書いておきます)
・入国24時間内に送ったことが分かるよう、「ロンタビアン」と言って書留郵便にしましょう。
・消印は、入国日の翌日が日曜・祝日の場合は、翌々日までの消印でいいです。

TM28

TM28の書類の名前は、

Form for aliens to notify their change of address or their stay in the province for over 24 hours

といい、日本語にすると、

「外国人が県内で24時間以上泊まる住所の変更通知書」

となります。

平たく言えば、住所の変更届です。

引越ししたときに提出する書類です。

 

書式のワードファイルは、以下のイミグレーションのページからダウンロードできます。

http://bangkok.immigration.go.th/download/documents/TM28.doc

 

この書類の提出も、TM30と同様に、住む場所(提出する場所)によって提出義務の厳しさが違います。

つまり外国人が多い地方で厳しく、バンコクのジェンワタナでは厳しくないです。

 

ただし、他県からバンコクに引っ越してきた場合、バンコクのジェンワタナでも、住所変更届であるTM28の提出と、それに伴い、TM30の提出も求められます

TM28の提出を求められたら、その前にTM30も提出しなければなりません。

 

バンコクにずっと住んでいる方は、また、バンコク内からバンコク内への引っ越しの場合は、バンコクのジェンワタナ・イミグレーションでは、今のところTM28とTM30の提出を求められていません。

 

また、90日レポート提出時やビザの延長時にしか問題にならないのもTM30と同じです。

もし、90日レポート提出時やビザの延長時に、TM28を先に提出しなさい、と言われたら、上記からダウンロードして印刷したTM28に以下の見本を参考に記入してパスポートといっしょに提出してください。

このTM28は外国人本人が全て記入、サインします。

 

TM28の見本ファイル

TM47

TM47の書類の名前は、

Form for alien to notify of staying longer than 90 days

といい、日本語にすると、

「外国人が90日以上滞在する場合の通知書」

となります。

 

この書類は、いわゆる「90日レポート」として有名な書類ですね。

外国人がタイに90日以上滞在する場合に住所をイミグレーションに届け出るもので、以降、90日ごとに提出します。

 

書式のワードファイルは、以下のイミグレーションのページからダウンロードできます。

http://bangkok.immigration.go.th/download/documents/TM47.doc

 

上記からダウンロードして印刷したTM47に以下の見本を参考に記入してパスポートといっしょに提出してください。
このTM47も外国人本人が全て記入、サインします。

 

TM47の見本ファイル

 

また、90日レポート(TM47)提出はインターネットからも可能です。
3年位前に、オンラインでできると発表あってから、しばらく不具合でできませんでしたが、最近ようやくできるようになりました。

以下のページアクセスし、規約の同意のチェックを入れて「Accept」をクリックし、次のページで「TM47」をクリックすれば、入力画面になります。

IMMIGRATION BUREAU Thailand

全て入力して送信後は、しばらくステータスが、手続き中になり、大体2、3日で完了するので、手続き完了の画面(次の手続き期限日が記載されている)を印刷して完了です。

 

このインターネットでの90日レポートですが、注意点があり、入国して1回目はインターネットからはできません!
何だそりゃって感じですが、入国して1回目はイミグレーションに出向いて行う必要があります。
2回目(入国して180日後)からインターネットでできます。

 

もし、90日レポート提出時に、TM28を先に提出しなさい、と言われたら、提出の順番は、

TM30を先に提出 → TM28を次に提出 → TM47を最後に提出

という順番になります。

この順番を違えると、番号札取って並んだ上で、「TM28を先に提出しなさい」とか「TM30を先に提出しなさい」とか言われて、受け付けてくれず、やり直しになります。

 

また、普段バンコクに住んでいて、例えば、3、4日の旅行でチェンマイに行きチェンマイのホテルに泊まって、バンコクに戻ってきたら、TM30とTM28の提出が必要なのか?という疑問が出てくると思います。

これは、提出不要と考えていいと思います。

友人でタイの国内旅行が好きでしょっちゅう旅行に行ってる人がいますが、その後バンコクに帰って来て、90日レポートのときに、TM28、TM30を提出しなさいと言われたことは無いです。

これについては、推測ですが、理屈があって、イミグレーションの登録住所はあくまで90日レポート(TM47)で提出した住所を登録している、ということです。

このため、例えばバンコク住みの人がチェンマイのホテルに泊まって、チェンマイのホテルがTM30を提出しても、泊まった外国人の登録住所がチェンマイに変わるわけではない、ということです。

TM6

TM6は、アライバル・カード(Arrival Card)とかディパーチャー・カード(Departure Card)とか呼ばれるもので、
タイに入国時に、飛行機の中で配られて、イミグレーションの手前で記入する紙のカードです。

 

以下のページで最新の書式が紹介されてます。

New TM.6 arrival card
What is the size of the new TM.6 arrival card? Can somebody upload an image of it with a better resolution than what I have found so far? Khaosod The Nation

 

このTM6は、住所を届けるための書類ではないですが、タイで滞在する住所を書く欄があります。

最近は、このTM6に記入した住所も、イミグレーションのコンピューターに登録、もしくは登録されていれば照らし合わせされているとのことです。

つまり長期滞在する人は、後々90日レポートで通知する住所と一致している必要があります。

 

また、もしTM6を無くしてしまうと、90日レポートを受け付けてくれない、というルールもあります。
このルールも緩くなったり、厳しくなったりしています。

 

TM6を無くしてしまったら、まず警察に行き、紛失証明書を出してもらいます。そしてそれを持ってイミグレーションでTM6を再発行してもらいます

※ちなみに、各書類の見本にある「TM6番号」とは、このTM6のバーコードの下にある、アルファベット2桁+数字4桁の番号のことです。

まとめ

上記の情報は、ツイッターを含めたネットの情報や、ビザ関係で働く知人に聞きまくった情報を元にまとめています。

 

ただ、あくまで2019年4月現在の情報であって、例えば、上記の、一部地方では厳しいけどバンコクだと厳しくない、という点などは、この先変わる可能性があります。

 

また、タイのイミグレーション関係の決まりについては、難しい点があって、タイらしいとも言えますが、
規約やルールがあっても、時期によって、厳しくなったり、緩くなったり、係員によって対応が変わったりします。

また、地方のイミグレーションなどだと規約やルールの周知が行き届いていないこともあります。
また、イミグレーション係員だけでなく、上記のTM30で言えば、関係者である建物のオーナーにも周知が行き届いていないこともあります。

この点は、タイ語ができても解決策を見つけるのが難しく、こうすれば大丈夫!という情報を得るのはなかなか難しいです。

まあ、この混沌とした感じがタイの魅力でもあるのかな、とも思います。と、思わないとやっていけません(笑)

 

また、日系企業で働いていれば、タイ人の人事スタッフの方が全て管理してくれるので、言われたとおりにしていれば問題ないでしょう。

 

住所関係の届出書類について、知る限りまとめてみました。

タイに長期滞在している方のお役に立てれば幸いです。

今は変わったよ!とか、こうだったよ!など情報ありましたら、是非コメントください。

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