タイ語の疑問詞について

タイ語の文法について
クワーイくん
クワーイくん

前回は、疑問の終助詞について勉強しましたけど、今回は疑問詞ですか?

ノイ先生
ノイ先生

そうですね。「何」「誰」「どこ」などの代表的な疑問詞について説明します。

クワーイくん
クワーイくん

基本的には肯定文と語順は同じでいいんですよね?

ノイ先生
ノイ先生

そうですね。でも、文頭に置いたりすることもあります。

注意する用法もあるので、合わせて説明していきますね。

 

疑問詞は、英語と違い、必ず文頭に置くルールは無く、肯定文と同じ語順にします。

 

いくつかの疑問詞は文頭に置くこともできますが、その場合、文頭に置いた場合と文末に置いた場合で、意味合いが異なってきます。

 

以下に、用法で気をつけるべきものを挙げます。

 

อะไร 「なに、何の」

 

อะไร [ʔarai] 「なに、何の」を、「何の~」の意味で使う場合は、名詞の後ろに付きます。

 

เขาพูดภาษาอะไร [khǎu phûut phaasǎa ʔarai] 「彼は何語を話していますか」

 

ใคร 「誰」

 

ใคร [khrai] 「誰」は、อะไรと同じく、名詞に後続して「誰の」の意味でも使えますが、通常、所有の意味をはっきりさせるため、ของ [khɔ̌ɔŋ] 「~の」といっしょに使い、ของใคร [khɔ̌ɔŋ khrai] 「誰の~」と言います。

 

นี่ความผิดของใคร [nîi khwaam phìt khɔ̌ɔŋ khrai] 「これは誰のミスですか」

 

ที่ไหน 「どこ」

 

ที่ไหน [thîi nǎi] 「どこ」は、ที่ [thîi] 「場所」とไหน [nǎi] 「どの」が結びついて「どこ」の意味になった言葉です。

「どこ」の意味を表すには基本的にはที่ไหนを使いますが、ไป、อยู่、จากなど場所と密接な関係を持つ語といっしょに使われると、ไหน [nǎi] だけでも「どこ」の意味で使われます。

 

ไปไหน [pai nǎi] 「どこに行きますか」

 

เมื่อไร 「いつ」

 

เมื่อไร [mʉ̂arai] 「いつ」は、文末に置くと「~する(した)のはいつか」という単純な疑問を表し、文頭に置くと「いつになったら~するのか」という非難の意味の意味を表します。

 

มาเมื่อไร [maa mʉ̂arai] 「いつ来たんですか。(来るんですか)」
เมื่อไรจะมา [mʉ̂arai càʔ maa] 「いつになったら来るんですか」

 

ทำไม 「なぜ、どうして」

 

ทำไม [thammai] 「なぜ、どうして」を文頭に置くと、理由を尋ねる文になります。

 

述語の前にถึงを置き、ทำไมถึง [thammai thʉ̌ŋ] ~とすると、理由を尋ねる気持ちが強くなります。

 

ทำไมถึงคิดอย่างนั้น [thammai thʉ̌ŋ khít yàaŋ nán] 「どうしてそんな風に考えるの」

 

文末に置くと、「~してどうするのか」というように相手の意図を尋ねます。

場合によっては、非難の意味合いを持った文になります。

 

จะซื้อรถอีกทำไม คันนี้ใช้ได้อยู่ [càʔ sʉ́ʉ rót ʔìik thammai khan níi chái dâai yùu] 「また車買ってどうするの。この車まだ使えるでしょ」

コメント